Meeting

佐藤　充さん　（代表取締役）

インタビュー

1.自分が思う会社の魅力は何ですか？

　うちの会社はコンサル会社と税理士・社労士事務所（士業事務所）が同じになっているので、お客様には一般的な士業事務所だと思って来られる方が多いのですが、実際主動になってやっているのはコンサル会社で、副になってやっているのが士業事務所です。そして、私たちが目指しているのは、お客様の会社が良い会社になってもらう事で、そういう会社になれるようにお手伝いをしている会社です。また、一般的な会計事務所と違って、実現できる経営計画を立てる、というのがうちの特徴です。

2.社長が思う良い会社・良い社長とはどのような会社・人ですか？

　良い会社・良い社長というのはやっぱり人を大切にしている会社・社長ですね。大切にしているという部分で1番大きい点は、社員さんが喜んでいる・社員をどれだけ考えている会社ですかね。

3.社長が働いていて感じる仕事のやりがいは何ですか？

　1番は、お客様の会社が良くなっていく事です。社長にも教育が必要だと思っており、うちの所は社長塾というものがあり社長にも学んでもらっています。学んでもらっていて目つきが変わる人がいるので、やりきった感はありますね。

4.働いていて心に残った出来事は何かありますか？

　ある社長が人に対する意識が低かったのですが、「社長自体の意識を変えないと会社とは良くならない」という話をしたときに、社長自ら自分が変わらないと会社は良くならないと気づかれたことです。でも、人はなかなかすぐには変わらないので、何回か元に戻ることがありますが、長いお付き合いの中で良い方向へ引っ張っていき変わっていかれます。

5.会社の経営理念を何故それにしたのか教えていただけますか？

　「中小企業の成長支援を通じて」という部分は、うちの所がやっている業務がこれなのでやっているんですけど、「働くことが生きがいに繋がる」という部分は、働くことが生きがいにならないと、長く働くのにお金の為だけだと苦痛でしかないと思ったし、そういった社会になれば良いなと思ったからですね。

6.社長になる前と後で変わったことは何ですか？

　理念が大事だと思うようになったことですね。経営者になる前は経営理念のアンチ側だったんですが、やっぱり経営について勉強しているうちに、経営理念はすごく大事なもので、会社の根幹的なモノなんだということに気づきまして、今はすごく大事にしていて、朝礼で関連していることを話している感じですね。

7.社員とのコミュニケーションで気を付けていることは何ですか？

　なるべく偉そうに言わないように気を付けています。後は、挨拶するときは立ち上がってする事や、なるべく感謝を伝えるようにしています。他にも、笑顔で接するようにしています。

8.社長をしていて苦労されたことは何ですか？

　一番苦労したことは、経営理念ができたからと言って全員にすぐに共感してもらえたのではなく、やっぱり反発してきたスタッフもいました。そのスタッフと話し合う機会を設けて、逃げても仕方ないと思ったのでしっかりと向き合いました。すごいショックではあったのですがそのおかげで、逃げないことが大切だと分かりましたね。

9.最後に社長を目指している方へアドバイスをお願いします。

　起業家になりたい方って2種類の人がいて、本当に自分の夢があって叶えたいって思っている人と、社長になったら楽ができるからなりたいと思っている人がいるんですよ。見ていたら、後者の方は軒並み失敗していってるんですよ。実は、社長の仕事ってとてもしんどいんですよ、令和の時代は変化がすごいので頑張らなければいけないんですよ。なので、頑張る気が無かったら社員さんも幸せにできないんですよ。自分だけでなく周囲の人も幸せにしようと思ったらそれなりに努力しないとできないんですね。後は、本をたくさん読む人が良いですね。今はYouTubeとかで学ぶこともできると思うんですけど、やっぱり本を読む習慣が無かったら失敗する確率が上がっちゃうんですよね。なので、成功している人は1日にたくさん本読んでますね。